アジア調査会はこの9月、創立50周年を迎えました。1964年9月に吉田茂元総理大臣を会長に迎えてスタートを切ってから50年。創立総会を開いたのと同じ東京・日比谷の帝国ホテルで9月22日、「アジア調査会50周年特別講演会と記念パーティー」を開催しました。福田康夫元内閣総理大臣の特別講演「アジアと日本の50年」を聞きました。福田元首相の講演はアジア調査会が日本を代表するシンクタンクとして活動を本格化すべきだ、という趣旨の温かくも厳しい応援演説でした。50周年記念パーティーでは、麻生太郎元内閣総理大臣(副総理財務大臣)が挨拶と乾杯のご発声。会員や理事だけでなく、アジア研究委員会の委員、アジア・太平洋賞のスポンサー、選考委員や過去の受賞者も加わり、約110人の参加者は和気あいあいと懇談しました。
福田康夫 元内閣総理大臣
「アジア調査会は他の”名ばかり”シンクタンクとは違った本物のシンクタンクとして日本のために活躍して欲しい」
駐日オーストラリア大使 ブルース・ミラー氏
「アジア調査会創立50周年、おめでとうございます。アジアと大洋州との協力は今後さらに重要になります。日本とオーストラリアは経済、安全保障などの面でさらに強い絆を結ぶことでしょう」
麻生太郎 元内閣総理大臣(副総理財務大臣)
「私の祖父、吉田茂が初代会長を務めたアジア調査会が50周年を迎えたと聞きうれしく思いました。しかし、挨拶は面倒で、父が毎日新聞記者をした安倍晋三総理に任せればいいと思っていましたが、国連総会出席のために日本を発ってしまったので、私にお鉢が回ってきました。今朝、G20財務大臣会合で出張していたオーストラリアのケアンズから帰国したばかりですが祝意を伝えようとやって来ました。おめでとうございます。国際会議に出ると実感しますが、日本と仲良くする国は本当に発展するのですね」
記念パーティーには会員、理事だけでなくアジア・太平洋賞の歴代受賞者や選考委員、スポンサーやアジア研究委員会の先生方も駆けつけて来ました。約110人が和気あいあいと懇談しました。