第23回アジア・太平洋賞(毎日新聞社、社団法人アジア調査会主催、スルガ銀行特別協賛、日本生命・三菱商事協賛、ANA協力)を記念する初の記念講演会(スルガ銀行主催)が11月21日、静岡県長泉町東野スルガ平のスルガ銀行駿河小山講堂で開かれました。
スルガ銀行の岡野光喜社長のあいさつ後、『日中国交正常化』(中公新書)で特別賞を受賞した服部龍二・中央大学教授が記念講演しました
その後、同賞の選考委員でもある毎日新聞の岸井成格主筆が「野田政権と混迷政治のゆくえ」と題して特別講演しました。
アジア太平洋地域に関する優れた出版物の著者に贈られる「第23回アジア・太平洋賞」(主催・毎日新聞社、アジア調査会、後援・外務省、文部科学省、経済産業省、特別協賛・スルガ銀行、協賛・日本生命、三菱商事、協力・ANA)の表彰式が2011年11月14日、東京都千代田区一ツ橋、パレスサイドビルディング9階「レストラン アラスカ」で行われた。
「中国共産党」(草思社)で大賞を受賞した「フィナンシャル・タイムズ」ワシントン支局長、リチャード・マグレガー氏(欠席)の代理の同紙東京支局長ミュア・ディッキ氏に栗山尚一・アジア調査会会長から賞金200万円と記念の盾が授与され、森本光雄・全日空代表取締役副社長からANAの国際線航空券が贈呈された。
特別賞に選ばれた日本女子大学文学部史学科教授、臼杵陽氏=「大川周明 イスラームと天皇のはざまで」(青土社)▽中央大学総合政策学部教授、服部龍二氏=「日中国交正常化」(中公新書)=には栗山会長からそれぞれ賞金30万円と記念の盾が贈られた。
大賞を受賞したマグレガー氏は受賞メッセージで「1990年代に5年間住んだ日本での受賞はとてもうれしい。どの国でも政治システムを描くのは易しくないが、特に中国ではシステムに不透明さがあるだけに書くのは難しい。中国共産党の仕組みをこの本ですべて書き切れたわけではないので、いずれ続編を書きたい」と話していた。特別賞の2氏も受賞後のあいさつで「この賞を機に今後いっそう頑張りたい」と話していた。
アジア太平洋地域に関する優れた本を著した研究者らに贈られる今年の第23回アジア・太平洋賞が次のように決まりました。
<大賞>記念の盾と賞金200万円、副賞ANA国際線航空券
▽英「フィナンシャル・タイムズ」ワシントン支局長 リチャード・マグレガー氏
「中国共産党」(草思社)
<特別賞>記念の盾と賞金各30万円
▽日本女子大学文学部史学科教授 臼杵 陽(うすき・あきら)氏
「大川周明 イスラームと天皇のはざまで」(青土社)
▽中央大学総合政策学部教授 服部 龍二(はっとり・りゅうじ)氏
「日中国交正常化」(中公新書)
表彰式は2011年11月14日午後5時、東京都千代田区一ツ橋、パレスサイドビルディング9階「アラスカ」で行われました。
<主催>毎日新聞社、(社)アジア調査会
<後援>外務省、文部科学省、経済産業省
<特別協賛>スルガ銀行
<協賛>日本生命、三菱商事
<協力>ANA