アジア・太平洋地域に関する優れた出版物の著者に贈られる「第30回アジア・太平洋賞」(主催・毎日新聞社、アジア調査会、後援・外務省、文部科学省、経済産業省、協賛・日本生命、三菱商事、協力・全日本空輸)の表彰式が2018年11月26日、東京都千代田区のパレスサイドビルで行われた。
今回は大賞の該当作がなく、特別賞に3点が選ばれた。大阪市立大学法学研究科客員研究員、金恩貞(キムウンジョン)さん=「日韓国交正常化交渉の政治史」(千倉書房)▽東北大学法学研究科教授、阿南友亮さん=「中国はなぜ軍拡を続けるのか」(新潮選書)▽一橋大学社会学研究科特任教授、吉田裕さん=「日本軍兵士-アジア・太平洋戦争の現実」(中公新書)――に、それぞれ記念の盾と賞金30万円が贈られた。
アジア・太平洋賞は1989年、社団法人アジア調査会(毎日新聞社内)の創立25周年を記念して創設された。前年7月から1年間に発表されたアジア・太平洋地域の政治、経済、社会、文化に関する著書の研究者や実践者らが対象で、国籍、年齢は問わない。大賞には賞金200万円などが贈られる。アジア調査会は64年に発足し、初代会長は吉田茂元首相。現会長は兵庫県立大理事長の五百旗頭真氏が務める。(写真は荒牧万佐行氏)
アジア・太平洋地域に関する優れた本を著した研究者らに贈られる第30回アジア・太平洋賞が次のように決まりました。大賞の該当はありませんでした。
<特別賞> 記念の盾と賞金各30万円
▽大阪市立大学法学研究科客員研究員 金恩貞(キム・ウンジョン)氏
「日韓国交正常化交渉の政治史」(千倉書房)
▽東北大学法学研究科教授 阿南友亮(あなみ・ゆうすけ)氏
「中国はなぜ軍拡を続けるのか」(新潮選書)
▽一橋大学社会学研究科特任教授 吉田裕(よしだ・ゆたか)氏
「日本軍兵士――アジア・太平洋戦争の現実」(中公新書)
表彰式は11月26日(月)午後5時、東京都千代田区一ツ橋、パレスサイドビルディング9階「アラスカ」で行われます。
主 催 毎日新聞社、(社)アジア調査会
後 援 外務省、文部科学省、経済産業省
協 賛 日本生命、三菱商事
協 力 全日本空輸(ANA)
<協賛> | 日本生命 | |
<協賛> | 三菱商事 | |
<協力> | 全日本空輸(ANA) |